礼拝の話

2020/12/10 

12月10日(木)聖書 ペトロの手紙Ⅰ 4章10~11節 理科 寺田

みなさんはムダだと思うことはありますか。

人によって感じ方は違うと思いますが、学校を勉強するだけのところだとしてみましょう。

毎朝のチャペル礼拝は無ければもっとテスト勉強できるから時間のムダだと考えられます。

学校行事や部活動も授業や勉強の時間が減ってムダだと考えられます。

学校は勉強をするだけのところと考えてみると学校には時間のムダがたくさんあります。

では、そのムダな時間をすべて無くしたらどうなるでしょうか。

私はチャペル礼拝で話す必要が無いので楽になるかも知れません。

みなさんは勉強に時間がかけられて成績が伸びるかも知れません。

それで残るものは何でしょうか。

ムダを省いていくことで勉強だけの1本道しか残らないことになります。

でも、学校生活は勉強だけに終わりません。

部活動や学校行事などたくさんのやることがあります。

意外な活躍をする人を発見したり、一人ひとりがする経験の幅が広がったりします。

学校生活はムダに思えることをあえて時間を使ってたくさんすることでもあるのです。

そして、ムダだと思うことがたくさんの経験となって私たちの成長に繋がっていくのです。

今日の聖書箇所には賜物について書いてあります。

賜物とは神様からいただいた力と考えることができます。

聖書は賜物を生かして互いに仕えなさいとあります。

自分の持っている賜物を最大限生かすことが大事です。

そこで得意なことはもちろん苦手なことも「できる」のなら挑戦してみましょう。

私も自分なりに工夫して苦手に向き合ってきました。

さまざまな経験を通して「できる」ことを伸ばしてようやく今の私がいます。

賜物で大切なのは互いに仕えなさいというポイントです。

私は理科ができることを生かして理科の先生をし、社会が苦手だった経験を生かして理科が苦手な生徒の気持ちを考え、エレクトーンが弾けることを生かしてオルガンで礼拝の奏楽をします。

これらのことは最初から人の役に立つからやろうとしたわけではありません。

やらなければならなかったこと、やってみようと思ったことが思いがけず後から人の役に立つことになったのです。

ムダだと思うことでも神さまはいつも生かす場所を与えてくれます。

自分の「できる」を伸ばすことで人の役に立つ機会が訪れるのです。

みなさんにはどんなことでも1つずつ挑戦をして欲しいと思います。

今日もテストがあります。

テストがムダだと思っている人にも「できる」を生かすための挑戦する場は与えられています。

テストが終わった後にもたくさんの体験をします。

チャペルクリスマスもまた1つの体験です。

そこでも賜物とそれを生かす場が与えられているので大丈夫です。

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