礼拝の話

2022/12/22 

12月13日(火) 聖書 マタイによる福音書 2章9~11節 理科 寺田

今週は清和のチャペルクリスマスに向けて準備を進めています。クリスマスというだけで嬉しいという気持ちになる人も多いと思います。清和ではクリスマスを、今準備しているチャペルクリスマスだけで終わらないと考えています。クリスマスを待ち望むアドヴェントの期間はろうそくに火をつけていきます。讃美歌もだんだんとクリスマスの讃美歌を歌うことが増えてきています。そして、教室やロビー、外に至るまでさまざまなところを飾り付けます。ツリーやイルミネーションで華やかにしてクリスマス当日を今か今かと待ち望んでいるのです。

このようなクリスマスの迎え方は他の学校ではできないことです。クリスマスに向けて飾り付けをすることで華やかになり、嬉しい気持ちになります。また、クリスマスの讃美歌は普段歌う讃美歌と違って何となく嬉しい気持ちにしてくれます。そして、クリスマス授業という特別な授業をすることでクリスマスの嬉しい気持ちにさせてくれます。

嬉しい気持ちになるのはなぜでしょうか。私はこれこそまさにクリスマスのプレゼントではないだろうかと思います。普通、プレゼントはお祝いされる方がもらうものです。誕生日プレゼントは誕生日の人がもらいますが、これに当てはめて考えるとクリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うので、祝ってもらうのはイエスさまということになります。しかし、それだけでは終わらないのです。

今日の聖書箇所には学者たちがイエスさまの誕生に出会う場面です。学者たちはイエスさまの誕生を喜んで黄金、乳香、没薬を送りました。これは間違いなく生まれた人を祝うクリスマスのプレゼントです。そして、その前に学者たちはイエスさまのいる場所を示す星を見て喜びにあふれたとあります。イエスさまの誕生自体が学者たちにとってはプレゼントであったのだと思います。イエスさまが誕生するというプレゼントはなぜこんなにも喜ばしいことなのでしょうか。それは、イエスさまの誕生が単なる誕生ではないからです。

この誕生はプレゼントを超えたプレゼントでギフトと表現できます。ギフトは価値のある贈り物であり、目上の人から目下の人に贈る贈り物を指します。イエスさまは神さまがすべての人に与えてくださったギフトです。イエスさまの生き方は私たちがどのように生きたら良いのかのお手本を示してくださいます。そして、何を大切に過ごしたらいいのかを具体的に教えてくださいます。それは日々生活する私たちにとってとても大切なギフトなのです。

これほどに大切なギフトに私たちはどのようなお返しをすれば良いのでしょうか。それは一日一日を大切に生きること、与えられたものを隣人のために用いることだと思います。チャペルクリスマスは全員の力を合わせてつくり上げます。それぞれがお互いのことを考えて隣人のために持てる力が発揮できたら素晴らしいお返しになるのではないでしょうか。

学校生活の様子

学校生活|中学校一覧へ

学校生活|高校一覧へ

学校生活一覧へ

礼拝の話一覧へ

中学・高校 学年の通信から一覧へ

クラブ活動一覧へ

▲ページトップへ