礼拝の話

2023/12/22 

12月19日(火) 聖書 エレミヤ書 29章11節 社会科 山脇

先週末には4年ぶりにお客さんを招いてのチャペルクリスマスが行われました。

お客さんを招いてのチャペルクリスマスは本当に久しぶりでしたが、皆さんがそれぞれの役割をしっかり果たしてくれたことに感謝します。

清和のチャペルクリスマスは終わりましたが、教会では待降節の最終週を迎え、来週の月曜日にクリスマスを迎えます。

チャペルクリスマスで高校生が演じた聖誕劇は、そのイエス・キリストの誕生を聖書の言葉をもとに描いたものです。

天使は不安と恐れのなかにあるマリアとヨセフに「恐れることはない」と、このことが神のご計画のなかにあることを約束します。

マリアとヨセフは天使によって告げられた神のご計画を受け入れました。

羊飼いたちは天使から聞いた救い主の誕生に希望を見出しベツレヘムへと向かったのです。

マリアとヨセフは不安や恐れを抱きながらも神のご計画を信じ、その日を待ちました。

私たちがクリスマスプレゼントを待つ時のワクワクした気持ちは2人にはなかったかもしれません。

ただただ神の言葉を信じつつ、イエスの誕生を待ったのだと思います。

その2人のもとに、希望を見出した羊飼いたちがやってきます。

そして、星を頼りに救い主の誕生を知った占星術の学者たちも宝物を携えて2人のもとを訪れます。

このことはマリアとヨセフにとってどんなに嬉しかったことかと想像します。

お腹の中にいる子どもが生まれてくるまでの約10か月間は、ただでさえ不安や心配が襲ってくるものです。

神のご計画を信じて受け入れたとはいえ、2人には不安があったと思うのです。

そのうえ泊まる場所もなく、産まれた子を飼い葉桶に寝かせないといけないという状況のなか、彼らがやってきたのです。

羊飼いや占星術の学者が訪れたことで、神のご計画は必ず実現するということを2人は確信したのではないかと思うのです。

今日の聖書箇所には「あなたのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」とありました。

このエレミヤ書の言葉にある通り、羊飼いにも、学者にも、何よりマリアとヨセフにとってもイエスの誕生は大きな希望となったのです。

そのイエス・キリストの誕生を祝うクリスマスをもうすぐ迎えようとしています。

神は私たちの罪の身代わりとして、独り子イエス・キリストをこの世に遣わされました。

イエス・キリストの誕生は神からのプレゼントです。

心の弱さ、貧しさから、思いと言動で罪を犯してしまう私たちのことを神は見捨てることなく、イエス・キリストをこの世に送り、そして十字架に架けられました。

常に神が「私のもとに来なさい」と招いてくださっているのに、そのことから目を背け、自己中心的な歩みを続けてしまう私たちを、それでも神は救おうとされました。

それを証明するのがイエス・キリストの誕生と、十字架による死、そして復活です。

マタイによる福音書には「この子は自分の民を罪から救う」と天使がヨセフに告げています。

この言葉の通り、イエス・キリストはその身をもって、罪から救われることと、神のもとで永遠の命が与えられるという希望を示されました。

クリスマスを前に、大きなプレゼントが私たちに与えられたことを改めて心に留めたいと思います。

マリアとヨセフが不安を抱えつつも神のご計画を信じ、イエスの誕生によってその不安が希望に変えられたように、私たちも感謝と喜びを持ってその日を迎えたいと思います。

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