礼拝の話

2022/12/12 

12月6日(火) 聖書 コリントの信徒への手紙Ⅱ 4章18節 音楽科 三浦

期末試験が近づくと、自分が高校生だった時のことを思い出します。

聖書のテストでは、毎週出される「今週の聖句」というものから10個程度の出題があり、聖書の箇所が書かれていて、その聖句を一言一句正確に答えなさい、というものでした。

中学1年生から高校3年生まで6年間、年間に出される聖句のいくつかは、年数を重ねていくと「あ、これ去年もあった聖句だ」「この聖句はみんなに覚えておいてもらいたいだろうから今年もあるだろうなぁ」などとわかるようになっていきます。

これが経験、というものだと思います。

ある場所で過ごすことで、その意図や考え方、共通認識ともいうべきものができてくることは集団生活ではあることなのだと思います。

2022年も、今月を残すのみとなりました。

4月からの歩みを振り返ってみて、どのような思いがあるでしょうか。

一人ひとり、立てた目標も、やってみたいと思って始めたことも違う1年だったはずです。

うまくいったことも、うまくいかなかったことも、一人ひとり違います。

人権ウィークの標語や、お話でもあったように、一人ひとりの「ふつう」は違って、違うことから生み出される、お互いの理解や受け入れようとする気持ち、互いの大切なものを大切にする思いが、一人ひとりを成長させることも学びました。

そのようないろいろなことを思い巡らし、私たちは日々の生活を続けて今日を迎えています。

多くの情報に囲まれている私たちですが、その情報が本当に正しいものであるかどうかは、見極める必要があります。

その見極めをする力を養うために、私たちは日々学んでいます。

まずは、教科書に提示されている事柄を授業を通して学ぶ、そして、その先に書かれていないけれどもあったであろう事実を知ろうとするときに、私たちの知識、知恵は次の一歩へとつながっていくのだと思います。

人生80年と言われていた時代から、今は人生100年時代と言われます。

そのような人生の時間をどのように歩むかは、日々をどのように歩むか、毎日の学びをどのようにしていくかにかかっているのかもしれません。

勉強はしんどいこと、うまく結果につながらずに落ち込むことの方が多いかもしれません。

でも、その「学んだ」ということの先には、自分の人生を支える何かが見いだされるはずです。

まずは今日1日の試験にしっかりと取り組んでください。

そして、明日からの試験にもしっかりと取り組めるよう、準備を進めてください。

今日の聖書の箇所にあるように、見えないものに目を注ぎ、しっかりと考えることができる私たちでありたいと思います。

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