礼拝の話

2024/02/07 

2月1日(木) 聖書 ヨハネによる福音書 15章4~5節 保健体育科 森田

もうすぐ、私の大好きなアニメ「ハイキュー!!」の続編が映画として公開されます。

この漫画はバレーボールを題材としたもので、週刊少年ジャンプで連載されていました。

主人公は日向翔陽と影山飛雄という二人ですが、スポットライトは登場人物全員に当たります。

全員に物語があり、脇役という言葉は誰にも当てはまらないほど、一人ひとり、一つ一つの描写やセリフが印象に残ります。

作者の古舘春一さんは仙台のイラスト専門学校を卒業後、企業に就職して働いていましたが、仕事の傍らに描いていた漫画を仕事にする決心をし、29歳の時にハイキュー!!の連載が始まりました。

描くための取材の中で古舘さんが大切にしていることに「雑談」があるそうです。

雑談の中から思わぬ形で生まれたセリフもあると、古舘さんは言います。

練習や試合のシーンだけでなく、ご飯を食べるシーン、勉強するシーン、それぞれの人物が今バレーボールをしているまでに起こった出来事、これまでの葛藤などが試合を見る観客、選手の家族にまで及び、高校を卒業した後の様子まで、描かれます。

ほとんどの登場人物が大人になってバレーボールとはまったく関係のない仕事に就いている描写は、ハっとさせられるものがありました。

今まで体験してきたすべてがつながって、今の自分があるのだと、ハイキュー!!を通して改めて知ることができました。

沢山の人と出会い、その中でまた沢山の出来事を経験していく。

知ることで出会い、またさらに今の自分を、自分らしく形成していく。

出会いと経験をつなげて、私たちは自分の枝とする。

高校3年生はまもなく卒業となります。

他の学年は今年度の終わりへと歩みを始めています。

知らないこと、出会っていないものが、私たちには沢山あります。

2023年度の残りの日々も、考え、思い、知ろうとすること、自分をつくっていくこと。

今日を大切に生きていきましょう。

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