清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2024/02/07
もうすぐ、私の大好きなアニメ「ハイキュー!!」の続編が映画として公開されます。
この漫画はバレーボールを題材としたもので、週刊少年ジャンプで連載されていました。
主人公は日向翔陽と影山飛雄という二人ですが、スポットライトは登場人物全員に当たります。
全員に物語があり、脇役という言葉は誰にも当てはまらないほど、一人ひとり、一つ一つの描写やセリフが印象に残ります。
作者の古舘春一さんは仙台のイラスト専門学校を卒業後、企業に就職して働いていましたが、仕事の傍らに描いていた漫画を仕事にする決心をし、29歳の時にハイキュー!!の連載が始まりました。
描くための取材の中で古舘さんが大切にしていることに「雑談」があるそうです。
雑談の中から思わぬ形で生まれたセリフもあると、古舘さんは言います。
練習や試合のシーンだけでなく、ご飯を食べるシーン、勉強するシーン、それぞれの人物が今バレーボールをしているまでに起こった出来事、これまでの葛藤などが試合を見る観客、選手の家族にまで及び、高校を卒業した後の様子まで、描かれます。
ほとんどの登場人物が大人になってバレーボールとはまったく関係のない仕事に就いている描写は、ハっとさせられるものがありました。
今まで体験してきたすべてがつながって、今の自分があるのだと、ハイキュー!!を通して改めて知ることができました。
沢山の人と出会い、その中でまた沢山の出来事を経験していく。
知ることで出会い、またさらに今の自分を、自分らしく形成していく。
出会いと経験をつなげて、私たちは自分の枝とする。
高校3年生はまもなく卒業となります。
他の学年は今年度の終わりへと歩みを始めています。
知らないこと、出会っていないものが、私たちには沢山あります。
2023年度の残りの日々も、考え、思い、知ろうとすること、自分をつくっていくこと。
今日を大切に生きていきましょう。