礼拝の話

2024/02/21 

2月16日(金) 聖書 コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章21~22節 理科 寺田

私は苦いブラックコーヒーが好きです。

先日、タリーズコーヒーに行ってコーヒーを飲んでいるとき、マグカップの内側に「Taste the Difference!」と書かれていることに気付きました。

普段、コーヒーを飲みに行っている時は全く気にしていませんでしたが、その日は妙にその言葉が気になったのです。

「Taste the Difference!」という英語をそのまま訳すと「違いを味わえ!」とか「違いを味わおう!」という意味になると思います。

コーヒーのお店なので、コーヒーの味の違いを言っているのだと思いますが、「違いを味わう」の「味わう」という言葉には物事の面白み・意味を十分に感じ取るという意味があるそうです。

この分厚い聖書にはたくさんのメッセージが込められています。

その中に違いについて教えていることがあります。

私たちは神さまから命を与えられて生かされているという意味で「みんな同じ」です。

それにはユダヤ人、異邦人、男女、子ども・大人など関係なく、「存在」が平等であることを聖書は語っています。

しかし、「存在」だけではなく、言葉や行動などの「ふるまい」も「みんな同じ」と扱ってしまうと困ったことが起こります。

言葉や行動を「みんな同じ」としてしまうと「こうでなければならない」という制限が生まれます。

だからこそ聖書から違いを認めることを学ぶことは大切なのだと思います。

今日の聖書には、一人ひとりの個性や働きの違いが体のそれぞれの部分に例えて語られています。

それぞれの部分の違う働きが組み合わさることで、同じ一つの体が作られています。

私たちも一人ひとりの違う働きが組み合わさって共に生きることが大切なのだと思います。

私は今思うと小学生の頃から違いのある変わった人だったと思います。

基本的にインドアで興味が周りと違っていたのもあり、クラスの人ともあまりうまくコミュニケーションを取ることが出来ませんでした。

そんな違いを持っていて何を考えているか分からない人である私を受け入れてくれる友人は少なかったですが、その友人は違いの多い私という存在を味わってくれたのだと思います。

私のこの体験はどんな相手でも人と人との違いを嫌うのではなく、楽しんで味わおうという考え方を持つ私にしてくれました。

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