礼拝の話

2019/05/22 

5月22日(水)聖書:マタイによる福音書25章40節 社会科 山脇                       

新しい年度が始まり、もうすぐ2カ月になろうとしています。
学校では様々なボランティア活動への参加を皆さんにお勧めしています。
1つ1つの活動が地域の人や世界の人と繋がる活動であることを思うと、とても大切な活動ですので、まだ参加したことのない人も、自分にできることを考え、積極的に参加してほしいと思います。

ボランティアやチャリティー活動の気運が高まったのは1980年代でした。
きっかけとなったのは1985年に起きたエチオピアの飢饉で、多くの子どもや女性、高齢者が亡くなりました。
アメリカで活躍するミュージシャン、ハリー・ベラフォンテが「アフリカの飢餓と貧困をなくすための活動」を提唱します。
これが、20世紀最大のチャリティーイベントといわれる「LIVE・AID」に繋がり、このイベントに合わせて、イギリスとアメリカでは、それぞれチャリティーソングが作られました。
アメリカで制作された曲が「ウィー・アー・ザ・ワールド」です。
歌詞の中に「今こそ叫び声を聴く時」「知らないふりをして日々を送るのはもうやめよう」という部分があります。
自分からは遠い世界の出来事。
知らない世界の出来事。
自分には直接関係のないと思える出来事。
そのような出来事でも、決して私たちとは無関係なものはないと思うのです。
今この時も餓えや貧困で苦しむ人々は8億人を超えるといわれています。
私たちは、何か大きなことが出来るわけではありません。
ものすごく小さなことしか出来ないかもしれません。
しかし、その小さな行動が、様々な人や地域に結びついて行くのだと思います。
まずは、身近な地域に目を向け、日本から遠く離れている世界で起きていることに関心を持ち、自分には何が出来るかを考えてみましょう。

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