礼拝の話

2022/06/03 

5月31日(火) 聖書 マタイによる福音書 5章8~9節 音楽科 三浦

私は清和と同じように毎朝礼拝がある学校で育ちました。

ゲストを招いての礼拝もあり、牧師先生や県内に講演に来たクリスチャンの方々、有名な方ではアフガニスタンで亡くなったペシャワール会の中村哲医師もいました。

そんな中、一際私たちの興味を引き、人気だったのが、「peace makers」でした。

宣教師家庭の4人兄弟でした。

いつも通りに讃美歌を歌い、聖書を読むと、一番お姉さんが短くメッセージ、礼拝のお話をしてくれて、そのあとに4人での演奏が始まります。

ゴスペル、日本の讃美歌、その1つ1つに私たち生徒は心を奪われました。

まっすぐなその声に、音色に、その1日をしっかりと過ごさないといけないと思わされたのです。

「peace makers」平和を作り出す人、です。

平和とは何も戦争がないということだけではないことを私たちは知っています。

平和とは勝手に与えられるものではなく、作り出さなければ維持されないものであることも知っています。

そのために私たちは日々学んでいます。

ある企業がアメリカの女子高生に「あなたが最も美しいと思う女性は」と尋ねるとマザー・テレサが1位になったといいます。

彼女は「平和は微笑みから始まります」といいます。

そして「愛の反対は憎しみではありません。無関心です。」とおっしゃいました。

そうであるならば、私たちは平和を作るためにも、いろいろなことに関心を持つ必要があります。

身近なことも遠い世界だと思っていることも、しっかりと考えることで私たちがどう生きるか、見つめることができるように思います。

昔の人の生活の知恵から、新しい発見があるかもしれません。

自分では当たり前だと思っていた生活が、実は当たり前ではないことに気づくかもしれません。

今日、あなたは自分に微笑んできましたか。

「平和は微笑みから始まります」との言葉は、人に対してだけでなく、自分自身に対しても言えることでしょう。

きちんと自分を大切にすること、自分に微笑みかけてあげることが平和のスタートかもしれません。

そして、日々の生活、自分の周りのすべてを1つ1つていねいに見ていくことが、無関心から脱却することのスタートかもしれません。

勉強に興味は持てない、という人もいるかもしれませんが、勉強することを通して、自分の未来を拓くこともできるでしょう。

中間試験は、今日と明日を残すのみです。

1つ1つに真剣に向き合い、今日1日をしっかりと過ごしていきたいと思います。

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