礼拝の話

2022/07/13 

7月7日(木) 聖書 コリントの信徒への手紙Ⅱ 4章6~7節 日本キリスト改革派 山田教会 高内信嗣牧師

7月7日は国土交通省が1996年から「川の日」と定めています。川の日として定めた趣旨として2つの点が挙げられています。

「近年、都市の発展、治水事業の発展などを契機に、希薄化した人と河川との関係を見直し、河川に対する人々の関心を取り戻すこと」と「地域の良好な環境づくりなどについて流域の住民・自治体が一緒になって考え、取り組む、といった地域の活動を支援すること」です。

私は5年前に高知へ移住してきてから、よく川に行くようになりました。それは高知県の川が美しいからです。特に、お客さんが来た時に連れて行くのが仁淀ブルーの「仁淀川」です。

あの青々した川の美しさに多くの人が魅了されます。美しい仁淀川の清流を守っていくために地域市町村が協力して、定期的に一斉清掃をして「地域の良好な環境づくり」を目指して、あの綺麗な川が保たれているのです。天気がいい日は、よりいっそう青くなります。

明確な理由はまだ解明されていないみたいですが、その理由として「不純物が少ない」という点が挙げられています。

仁淀川は水温が低めで藻が繁殖しづらく、水の流れが速く、不純物が停滞しにくい、岩の高度が高く、削られにくいので、破片や泥がでにくいなどのために、不純物が少なく、太陽の光によって青の光のみを反射し、青く見えるそうです。この川のように、私たちも外からの光によって、光輝くということです。

外からの光とは、このチャペルで一緒に見つめている神さまの光です。私たちは欠けだらけの器です。完璧な人間なんていません。でも、神さまは欠けだらけの私たちの内に光を与えてくださっています。宝を与えてくれています。ひび割れた器だと思っていても、神さまの光・宝によって、光り輝きます。土の器だと言って自分を卑下する必要はないということです。

自分の存在の価値を、捨ててしまってはいけません。仁淀ブルーは仁淀川そのものによって青々しいわけではないのです。光を反射しているのです。私たちは土の器にすぎなくても、神さまの素晴らしい光を反射できるのです。仁淀川が青いのは不純物がないからです。

私たちがまっすぐにチャペルで神さまを見るとき、私たちが真剣に試験に取り組むとき、必ず私たちは光り輝きます。真っすぐな気持ちが大切です。その時、神の光を反射させる器となるのです。その姿は仁淀ブルーより美しいです。

お世辞なんかではない、本当のことです。これから試験に臨む皆さんがより一層光り輝くようにお祈りしています。

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