礼拝の話

2021/09/07 

9月3日(金)聖書 ペトロの手紙 1章23節 理科 岡村

よく第一印象が大事と言われます。

第一印象とは、「初対面のときに相手に抱く印象」のことです。

印象をよくするために、入試や就職などの試験の時には、いつも以上に身支度を整えます。

自分自身の見た目や振る舞い、言葉の使い方など気をつけます。

それは相手に良い印象を与えたいと思うからです。

私たちは、誰にどう見られているか、どの場面での自分なのかによっても違うと思います。

学校での自分、友達と一緒のときの自分、家族の前での自分、それぞれ、自分だけれどその時々で自分が変化します。

場所に応じて、なんだか自分に仮面をつけているような気がします。

この仮面を心理学ではペルソナと言います。

皆、仮面を被ってそれぞれの役割を担っているから、社会は上手く成り立っています。

家族に対する仮面、友達に対する仮面、恋人に対する仮面、人は無意識にそれぞれ相手によって使い分けています。

社会に適応するための顔、社会的役割を担った顔がペルソナです。

誰もがこれを持っているから、社会的生活を営めるのです。

そしてこのペルソナを磨こうとみな努力します。

私もそうでした。

でも、この清和に来て、ここで過ごす中で仮面を磨くことが1番大事なことではないと気がつきました。

ペルソナには仮面だけでなく人格という意味があります。

私は清和に来て自分の人格や人間性が磨かれているという体験をしたのです。

それはどのような場面かというと、このチャペル礼拝です。

清和では、聖書の言葉を大切にしています。

そしてその言葉によって私たちは磨かれながら過ごしているのです。

1人ひとりが自分らしく輝くためです。

そして磨くことによって、本来持っている自分の価値をみいだいてきました。

そう考えると、私たちが大変恵まれた1日1日を過ごしていることに気づかされます。

毎朝のチャペル礼拝で読まれる聖書の言葉や先生たちのお話もまた私たちを磨いてくれる1つです。

また、その磨き方は、色々な種類があります。

布のように優しく磨かれることだけではありません。

ダイヤモンドを研くときのように、固い物で研くこともあります。

そのために傷つくこともあります。

友だちとケンカしたときのように、先生に注意されたときのように。

でもその傷つくような一言が結果的に自分の人格を磨いてくれ、人間性を高めてくれることにもなるのです。

そう考えると、2日前から始まった2学期、お互いに磨き合いながらそれぞれ持っている良さ・価値を輝かすことが出来たらどんなに素晴らしいことでしょう。

それを願いながら皆さんと過ごしていきたいと思います。

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