礼拝の話

2021/09/30 

9月30日(木)聖書 創世記 1章31節 高知聖書教会 柿谷信実伝道師

~柿谷先生最終日~

4月から半年間、木曜日の礼拝を高知聖書協会の柿谷先生にお願いしてきました。いろいろなお話をしていただきました。本当にありがとうございました。

 

黒柳徹子さんの著書に『窓際のトットちゃん』があります。

黒柳徹子さんの幼少期の自伝小説なのですが、戦後最大のベストセラーと言われ、絵本にもなり世界35か国で翻訳され、愛され親しまれているそうです。

幼少期の「トットちゃん」こと、黒柳徹子さんは小学1年生で学校を退学になります。

それを機に「トモエ学園」という少し変わった学校に通うことになりました。

トモエ学園でもトットちゃんは様々な事件を次々に起こしていきますが、校長先生はいつも暖かなまなざしで「君は、本当はいい子なんだよ。」と繰り返しトットちゃんに語ってくれました。

いろんな人がいて、いろんな得意分野があって、型にはめることなく本当の教育をするトモエ学園と、清和はよく似ているのではないかと思います。

今年開かれたオリンピックは“多様性の中に一体感を生み出す”ことを表現した開会式に始まり、パラリンピックは更に様々な人が、ハンディーがあったとしても関係なく、それぞれの輝きを発揮しました。

人は一人ひとり違うということを受け入れて、お互いに尊重し合える社会になろうとしているのが今なんだと思います。

考えてみれば、元々神さまはそのように人を造られていました。

それを、私たち人間側が規格を作り、はみ出た人を排除するようになってしまったけれども、神さまはいつも私たちに「君は、本当はいい子なんだよ。」そう語っているのではないでしょうか。

神さまは私たちを「君たちは、本当はいい子なんだよ」と一人ひとりをご覧になっていることでしょう。

トモエ学園は第二次世界大戦のさなか、B29の投下した焼夷弾によって焼けてしまいました。

戦争を起こしてしまう私たちであっても、神さまは変わらず「君たちは、本当はいい子なんだよ。」と、言い続けて、正しい歩みへと日々招いてくださいます。

一人ひとりのすばらしさが表され、お互いに認め合い、受け入れ合い、愛し合う事ができたなら、戦争を阻止できたなら。

時代はめまぐるしく変わっていきます。

これからの時代は、これまでの歴史の上に、新しい世代が切り開いていく新しい時代です。

新しい時代の中に、神さまが造られた私たちの本当の良さが表される、そんな世界になることを願っています。

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