清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2019/10/15
4年に1度のラグビーワールドカップが日本で開催されています。
先日、日本が勝利したアイルランドチームは、イギリスに属するアイルランド州とアイルランド共和国の合同チームです。
お互いに争いあった過去の不幸な歴史を乗り越えてチームを組んでいます。
優勝候補の南アフリカ共和国も1990年までアパルトヘイトという人種隔離政策を行っていましたが、今回のチームでは黒人選手が初のキャプテンになりました。
日本チームも様々な国の選手が集まってできています。
国、文化、言葉、背景が違っても1つの目標に向かって戦っています。
ノーサイドの精神、世界は1つ、One Teamだということが示されて嬉しいです。
それぞれのジャージ(ユニフォーム)にはシンボルマークがあしらわれています。
日本は桜、ニュージーランドはユーカリの葉、南アフリカはスプリングボックス(鹿の仲間)など、それぞれです。
イエス・キリストのシンボルマークは何でしょうか。
「屠られた子羊・犠牲にされた子羊」です。
一番輝いて強そうに光り輝いてよさそうな方が、一番弱々しいものとなってくださって、私たちの身代わりになってくださった、ということを表しています。
それは、私たちが輝いて生きるためでした。
シンボルマークとは不思議なもので、それを創った人たちの思いが込められて、継承されていきます。
「屠られた子羊」には、神さまの愛が込められています。
そのことを思いながら、今日の学校生活も感謝しつつ生かれていきたいと思います。