清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2021/03/03
今日から学年末試験が行われます。
学校では試験を通して、みなさんがどのようにこの1年間学んできたかをはかり、授業で取り組んだことをどのように受けとめて、学習につなげてきたかを知る材料にします。
一人ひとりが、それぞれの課題に向き合って、その学んできたことを発揮するものが、学校で行われる試験と言えるでしょう。
では、試験だけがすべてなのでしょうか。
もちろん、試験の点数がよいにこしたことはありません。
しかし、清和は試験の点数だけよければよい、という学校ではありません。
毎日の学校生活の中で、一人ひとりがどう成長しているか、どう課題に向き合っているか、苦手なこと、本当はやりたくないけれど…ということに、どのように向き合い、それに取り組んでいる姿勢を見ていく学校です。
やりたくないことをやらないで済ませて、やりたいことだけをやる、そういう学校ではありません。
もちろん、人は失敗したくありませんし、うまくできなかったらどうしよう、という思いは誰しも持つものです。
試験でも、よい点数を取りたいという思いは大切なことです。
そのためには、一人ひとりが自分の課題にしっかりと向き合うことが大切です。
漢字や単語を繰り返し練習する。
人の名前や出来事を何度も書き出してみる。
音読をしてみる。
意味を調べて確認する。
同じ答えを導くために、いろいろなやり方を考えてみる。
自分に一番合った勉強方法、学び方を考える。
それぞれが苦労しながら学ぶからこそ、身につくことは多くあるでしょう。
中高時代には、自分の興味がある、なしに関わらずに幅広く学ぶことで、いろいろな世界があることを知る、ということが大切なのだと思います。
その興味関心を深めていくことが、さらに進路を切り拓いていくための材料になるでしょう。
学び続けること、考え続けることを身につけるために、学ぶことや考えることを学習するのが、日々の学校生活です。
課題、提出物、毎日の取り組みの成果を現す時です。
どうぞ最後までしっかりと自分の課題に向き合ってください。
その先に、この1年のまとめ、そして、来年度の歩みが見えてくるものと思います。
まずは1つ1つ丁寧に、焦らず、1科目ずつの試験に臨みましょう。