みうら通信　№10

ご卒業おめでとうございます。すてきな人生を♪

≪高校３年生のみなさんへ≫

本日、みなさんは清和女子高等学校の卒業の時を迎えました。これから行われる卒業礼拝をもって、本当の卒業です。

高校３年間というものは、振り返るとあっという間、過ごしているときは長い、やはりそのようなものだったと思います。みなさんの高校生活には、新型コロナウイルス感染症という問題がついてまわりました。不自由な高校生活だったことでしょう。

でも、だからこそ、命を大切すること、互いが感染源にならないことを今までのどの時代の高校生たちよりも身をもって考え、行動した高校生だったのではないでしょうか。１００年に１度のペースで新しい感染症が生まれるといいます。

本来、３年ほどで新薬が開発されるといわれている新しい感染症にきちんと効く薬は、残念ながらまだ開発されていません。５月からは５類、私たちがふつうの風邪だと思えるインフルエンザと同様な対応にしていくといわれていますが、実際にどうなるかは誰にもわかりません。みなさんだからこそ、考えられることがあるのだと思います。

みなさんの人生は、これからです。大学、短大、専門学校、就職、一人ひとり進路は違います。でも、その中でこれからの社会を生き抜いていく一人ひとりであることは間違いありません。多くの困難の時も、幸せの時も、今活かされていることをしっかりと自覚する人生であることを心から願っています。

これから、卒業礼拝本番です。最後までしっかりとよろしくお願いします。

～最後のみうら雑記～

わたしのお小言を聞くのも今日までです。

そんなに小言を言ったつもりないのだが…。（え？…なんて声も聞こえそうだけど）

みなさんとは本当に不思議な縁でここまで来たように思いますが、卒業の時を共に迎えることができたことを感謝しています。

今週のいろいろな活動の中で、みなさんの真価を見たような気がします。

教室と靴箱の掃除をする時、途中、わたしが席を外さなければならなかった時間帯がありましたが、それぞれ算段して掃除用具を探しに来てくれたり、掃除場所を探してきれいにしてくれたりで、戻ったら整った教室になっていて、嬉しかったです。

感謝会の準備も、分担して考えてくれて、思った以上に進めてくれていて感動…。

きちんとオーダーしたら応えてくれるのは、やっぱり高３!!という思いを強くしたのでした。

そんなみなさんとも今日でお別れです。

「よい担任」という表現は自分でも違うなぁと思いますが、わたしなりに心を尽くして一緒に過ごした時間でした。

次会うときは、また成長したみなさんと会えることを楽しみにしています。

どうぞお元気で、優しく、強く、凛とした大人になっていってください。応援しています。