礼拝の話

2022/02/04 

1月27日(木)聖書 ローマの信徒への手紙 12章3~5節 国語科 平岡

私はNHKに好きな番組がたくさんあります。

「プロフェッショナル仕事の流儀」や「ドキュメント72時間」という番組等です。

「ドキュメント72時間」。この番組は、毎回ある場所で72時間(3日間)に渡って取材を行い、そこで見られるさまざまな人間模様を見ていくというドキュメンタリー番組です。

先日は奈良県の看護学校が舞台でした。

学生たちは高校を卒業したばかりの10代から30代以上の社会人経験のある人まで色々でした。

入院中の看護師に憧れて仕事の営業職を辞めて看護師をめざしたという女性、お子さんを保育園に預け子育てしながら学ぶ女性、母が小さい頃に亡くなり看護師をめざしたという男性など、様々なきっかけが原因で看護学校に通う人達が映し出されて、人間は自分のやりたい事があったら、いつでもやり直しがきくのではないだろうかと私も大変励まされました。

インタビューを受けている看護学生が自分の夢に向かって努力している姿が輝いて見えて、1年生が初めて病院実習に参加するためナースキャップをかぶる戴帽式の様子を放送して終わりました。

この番組を観て、考えさせられた事がありました。

それは社会のどの仕事も人の役に立ち社会に必要とされている仕事だという事です。

高知県に来て嬉しいことがありました。

それは、以前勤務していた高校の教え子から電話をもらい、会うことができた事です。

その子は私がまだ教員として勤務して1年目、私が24歳の時に出会った生徒でした。

その生徒の家は50種類以上の野菜を作る無農薬の有機農家で、朝6時から農作業をし、夜はお野菜を市外のご自宅にまで配達しているので夜10時位まで仕事をしています。

会っていろいろなことを語り合い、卒業した生徒と何十年かぶりに語り合う事がこんなにも充実した時間なの、と生まれて初めて知りました。

高校3年生は卒業後それぞれの進路に進みます。

3年生以外の皆さんも、数年後にはこの学校を卒業し、それぞれの進路に進み、就職する事になるでしょう。

どの職業もそれぞれ人々に貢献する大切なお仕事である事、皆さんお一人お一人は大切な存在で、皆さんお一人お一人が素晴らしい能力を持っている大切なお一人お一人である事をお伝えしたいと思います。

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