礼拝の話

2022/02/04 

1月28日(金)聖書 コリントの信徒への手紙Ⅱ 8章11節 社会科 山脇

新しい年を迎えた時、「今年はこれをやり遂げる」「今年はこんなことにチャレンジする」といった、新しい目標を立てるには、年の始まりはうってつけといえるでしょう。

私は三日坊主ですので、何度も新しい目標や「毎日これを続ける」という日課を立てるのですが、いつの間にか続かなくなっていることが多いです。

つくづく「もう少し継続力があれば」と思うのですが、そんな三日坊主の自分でも、唯一日課として続いていることがあります。

それは毎朝起きる時間と、毎朝家を出るまでに家で行うこと、そして家を出る時間を守るということです。

誰かに「こうしないさい」といわれたわけではなく、自分で「こうしよう」と決めたことが、毎日続けていくうちに、いつの間にか日課となりました。

平日は、朝起きてから家を出るまでの時間と行動が、意識しなくてもほぼほぼルーティン、つまり決まった手順になっています。

不思議なことに一度習慣、ルーティンになると、それが少しずれるだけで、何だかソワソワして、気持ち悪さが心に沸いてくるから面白いものです。

スポーツ選手にはこのようなルーティンを大切にしている選手が多いといいます。

スポーツ選手がルーティンワークを大切にするのは、験を担いでいるからではなく、それをしないと自分のリズムが乱れるからだと思います。

日頃行っている手順を同じように繰り返すことで、心を落ち着けて、集中して試合に臨めるのでしょう。

このようなルーティンを大切にしている人はスポーツに限らず、どのような分野にもいることでしょう。

朝の習慣以外にもう1つ、新しい習慣、ルーティンになればいいなぁと思うことがあります。

それは朝の挨拶です。

ものまねタレントに松村邦洋さんという人がいます。

松村さんは大の野球好きで、松村さん自身もずっと野球をやってこられ、地元で毎年野球教室を開いているのですが、あるラジオ番組で「挨拶」について話していることがありました。

松村さんは、バッティングや守備にはスランプがあるけど、「挨拶にスランプなし」とそのラジオ番組で話されたのです。

松村さんがこのように断言するのは、その日に出会った人に「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という挨拶が、その人にあったやり方で行うことが出来るからです。

高い技術が必要かといえばそうではなく、ちょっとだけ自分が意識することで、自分にあった方法で挨拶はできます。

声を出して挨拶をすることもあれば、会釈で挨拶をすることもあります。

どのような方法であれ、ほんの少し意識するだけで挨拶は行うことが出来ますから、松村さんがいうように、挨拶にスランプはないのでしょう。

始めは意識しながらの挨拶が、無意識に、自然に行うことができるようになれば、それが1日の習慣、欠かすことのできないルーティンになっていくのではないかと考えました。

今年度も残すところあとわずかとなり、4月には新しい年度を迎えようとしています。

1年を始めるにあたり、新たに立てた目標をもう一度思い出して、まずはこの3学期の学校生活を大切にしていきたいと思います。

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