礼拝の話

2022/10/14 

10月12日(水) 聖書 コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章12節 社会科 山脇

今年のプロ野球も長いシーズンが終わり、これからクライマックスシリーズ、日本シリーズへと舞台が移っていきます。

今年、特に注目を集めたのが東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手です。

22歳の村上選手は、ホームラン世界記録を持っている王貞治さんが打ち立てた、日本人年間最多ホームラン55本という記録を塗り替えました。

さらに今年の村上選手は、ホームランだけでなく、打率、打点という打者の主要部門、全てで一位となる「三冠王」という称号も手にしました。

打率やホームランと比べると、打点はあまり目立たない記録ですが、プロ野球でもアメリカの大リーグでも、この打点の多さが選手の評価につながります。

それは打点が仲間をいかにホームに帰したか、ということを表す数字だからです。

野球はチームスポーツである以上、時には自分が打ちたくても、あえて自分を犠牲にしてランナーを進めないといけない場面が出てきます。

打点という数字は、言い換えればいかにチームに貢献したのかを示す数字ともいえます。

私の姉は北川村観光協会のお手伝いをしています。

毎年10月後半になると鏡川の緑地で「ふるさと祭り」高知県内の各市町村がその地域の特産品を持ちより、多くの店が立ち並ぶイベントが行われます。

北川村観光協会のお手伝いが終わって家に帰ってきた姉から祭り当日にいたるまでの苦労話を聞き、当日、お客さんの一人として並んだ私は、単純に美味しい物がたくさんあるなぁと楽しくお店を眺めましたが、その裏にはそこに至るまでの準備と苦労があることを改めて感じました。

販売する人は準備をしてくれた地域の人の思いも大切にして、全部売り切るつもりでお客さんに声をかけ、販売するので、これも1つのチームプレイだと感じます。

どれか一つ欠けても上手くいかない、それは学校生活においても同じだなぁと思いました。

それだけ、一人ひとりは大切な存在で、しっかりとその務めがあるのだと思います。

今日の聖書箇所は

体をたとえにして教会もまた、様々な人によって成り立っているということを使徒パウロがコリントの教会に集う人々に訴えています。

確かに、体には色々な部分があり、その一つひとつにはしっかりとした役割があります。

どこかが痛むと、体全体に影響を与えることは、私たちも実体験として理解しています。

まさに、パウロがこの手紙の中でいっている通りだと思うのです。

私たちの日々の生活は沢山の人との結びつきで成り立っているのだと思います。

そして、その一人ひとりの存在と、一人ひとりが持つ個性があって、私たちの社会は成り立っているということを村上選手の活躍やふるさと祭りの様子から、また今日の聖書箇所から感じました。

今日から中間試験が始まります。

自分の取り組んできた学習の成果が発揮されることを願いつつ、この試験期間がお互いを高めあう、そのような時間になることを祈ります。

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