礼拝の話

2022/10/06 

10月5日(水) 聖書 マタイによる福音書 25章14~15節 数学科 岡村

9月に私の長男の家に3人目の子どもが産まれました。

時節柄、赤ちゃんにはすぐには会えませんでしたが、産まれたての赤ちゃんの写真や動画がどんどんと送られてきて、ほぼリアルタイムで見ることができました。

毎回、それぞれの名前が決まると、どんな思いでその名前にしたのかを聞きます。

字の持つ意味や子どもへの想いと名前に託した由来を聞くことになります。

友人に己書(おのれしょ)という芸術の師範の方がいるので、息子から聞いた孫の名前、名前の由来を伝え、書にしてもらい、完成した己書を孫にプレゼントします。

今日の聖書箇所に出てくる「タラントン」という言葉はお金の単位で1タラントンは、一人の数十年分の生活費にあたる大きな金額です。

また、タラントンの別の意味として「努力して世のために役立てるように与えられた資質、才能」という意味も持っています。

タラントンのたとえの中で、主は、2タラントンを4タラントンに増やした人も5タラントンを10タラントンに増やした人も平等に褒めました。

反面、1タラントンを減らさないように土に埋め、活用せずそのままにした人に対しては厳しく接しました。

私は「ちから」という名前を私は親から授かりました。

今は、とても「ちから」という名前を気に入っていますが、小学校の頃は「ちから」という名前がとても嫌でした。

自分の名前がとても嫌で母親に「なんで僕の名前は ちから っていう変な名前なん?」といいました。

母は、当然いろいろな思いを「ちから」という名前に込めて私につけてくれたと思います。

その時、口下手な母は、きちんとした説明ができず寂しそうな顔をして「ごめんね」としかいいませんでしたが、ひどいことをいってしまったと今でもとても後悔しています。

中学生、高校生と歳を重ねていくと「ちから」という名前は「いいね」といわれることが多くなり、母にそのことをいうととても嬉しそうでした。

母が私の名前を決めるにあたっていくつかの名前の候補があったと思います。

その中で「大きなちからが働いて」「ちから」という名前が選ばれたと思います。

母からもらった「ちから」という名前が私の大切なタラントン1つであることを清和で働くようになって気が付きました。

与えられた賜物を大切に生かしていきたいと思います。

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