礼拝の話

2022/10/14 

10月7日(金) 聖書 マルコによる福音書 5章21~24節 英語科 楢本

今朝の聖書の箇所は、イエスさまがガリラヤ湖の対岸に到着した時、会堂長のヤイロという人がやってきて、病気の娘の命を救ってほしいとお願いした場面です。

当時イエスさまは色々な所で神さまの話をしたり、病気の人や体の不自由な人を治したりしていたので、たくさんの人にその名前が知られていたのです。

イエスさまはヤイロの願いを聞いて、彼の家に向かいますが、向かう途中でヤイロの家から、

病気の娘は亡くなってしまったという知らせが届きました。

「それは残念でした」と言ってイエスさまが引き下がったかというとそうではなく、「恐れないでただ信じなさい」と言ってどんどん進み、ヤイロの家に着いてしまいました。

もちろんヤイロの家ではみんな悲しみにくれていましたが、でもイエスさまはかまわず娘の部屋に行って、少女の手をとり、「タリタ・クム」少女よ起きなさい、と言われました。

聖書には「少女はすぐ起き上がって歩き出した」と書かれています。

会堂長のヤイロは娘を助けるにはイエスさまにすがるしかない、と思いを定めてイエスさまに会いにきました。

イエスさまと一緒に家に向かう時は希望にあふれていたのに、途中で娘が死んだと知らされた時は本当にがっかりしたことでしょう。

ヤイロが、娘が死んでしまったらもう終わりだ、と思って絶望するのは当然です。

でもその状態の時にイエスさまは「信じなさい」といわれているのです。

私たちの毎日にも思い通りに進まないことがあります。

実はそんな時に私たちにもイエスさまの「恐れないでただ信じなさい」という言葉はかけられているのです。

私たちが信じて前に進むとき、現実は受け止められるものに変えられます。

その時私たちは困難なことに立ち向かう勇気を持つことができます。

辛い問題に向き合う決断ができます。

それが信仰を持つ、という事です。

それが聖書の語る生き方です。

今、皆さんの向き合うべき課題は中間試験です。

私たちにも「恐れないで」という言葉がかけられています。

その言葉を聞いて、前に進みましょう。

眼の前の課題に向き合う勇気を持ちましょう。

勉強する時はしんどくても、精一杯努力をしてことに当たれば必ず得るものはあります。

最後まであきらめずに取り組んでください。

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