清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2022/02/04
もし私が、明日死ぬと分かったとしたら、清和での最後のチャペルで何をみんなに伝えるだろうか考えました。
世界中には宣教師という、自分の生活を全て奉げてキリスト教のことを伝える仕事をしている人たちがいます。
この学校も、宣教師であったアニー・ダウド先生が、高知の子供たちが十分な教育を受け、神さまのことを知って、幸せになってほしいと思い、始めた学校です。
ダウド先生がこの学校を始めてから120年経った今でも、ダウド先生の願いは引き継がれています。
だから、毎朝、礼拝をしているのです。
私は、みなさんに神さまのこと、イエスさまのことを知り、信じてほしいと思いながら、自分のチャペルの当番が来る度に、どのように話してよいか悩んできました。
あまり、神さま、神さまと言って、みなさんがキリスト教に不信感を持ってしまうといけないし、ましてや強制的に、「神さまを信じましょう、イエスさまを信じましょう」と何度も言うと、神さまやイエスさま、または、キリスト教に嫌気がさしてしまうかもしれないと心配したからです。
私たちが生きていくとき、辛いことや悲しいことがあります。
自分の人生であっても思い通りにはいきません。
自分自身に挫折してしまったり、自分のことが嫌になったり、家族や友達との関係が上手くいかず傷つき、傷つけたりして、辛い思いをすることがあるかもしれません。
または、大切な人が亡くなったり、自分から離れていったりしてしまい、悲しい思いをするかもしれません。
他にももっと、悲しいこと、辛いことがあるかもしれません。
でも、そんな時、神さまを知っている人は、悲しみや試練を耐えることが出来るのです。
それは、神さまが私たちを愛し、大切に思い、全力で私たちの幸せを願い、支えてくださっていることを知っているからです。
そして、船が嵐の中で転覆しそうになっても、錨が船を守ってくれるように、試練を乗り越える力を与えられます。
聖書は、人生をどのように生きていくべきかが教えてくれています。
簡単ではないけれど、聖書に書かれている通りに生きていく時、本当の意味で、幸せな人生を送ることが出来ます。
そして、何より、聖書には、永遠の命というプレゼントが与えられる方法が書かれています。
私の両親は、一生懸命働いて4人の子どもを大学に行かせてくれました。
本当に感謝しています。
でも、それよりも感謝していることは、私たちを教会へ連れて行って、神さまのことを教えてくれたことです。
私の人生の最高のプレゼントであり、宝です。
ですから、自分がもらった人生で最高のプレゼントを皆さんにももらってほしいと思うのです。