礼拝の話

2023/02/28 

2月22日(水) 聖書 ヨハネによる福音書 3章16節 数学科 片山

今日は2月22日「にゃんにゃんにゃん」で猫の日です。

私の家でも猫を飼っていて、先月2匹目の猫を飼い始めました。

2匹ともに保健所にいた「保護猫」でした。

保護猫は「譲渡会」という、猫と猫が飼いたい人が集まる会で、新しい飼い主と出会いますが、私の家にいる2匹はその譲渡会には出られない猫でした。

なぜなら2匹とも「猫エイズ」という病気だからです。

人間には感染しませんが他の猫に移してはいけない病気なので、猫エイズの猫は猫エイズの猫としか飼うことができません。

放し飼いにすることはできないので、家の中だけで2匹は過ごしています。

2匹は、初めはお互いに警戒していましたが、すぐに仲良くなりました。

私たち家族も家に猫がいるだけで癒されます。

引き取るときには猫と暮らすこと、また「猫エイズ」になった猫はその病気から短命である可能性が高い事など家族でいろいろと考え、悩みました。

それでも、2匹がじゃれあう姿や撫でてもらうために寄って来る姿を見ていると「生まれてきてくれて、出会ってくれてありがとう」という気持ちが自然に湧いてきます。

私の好きな讃美歌で『君は愛されるため生まれた』という讃美歌があります。

私がこの曲と出会ったのは私がまだ中学生の時でした。

こんなに楽しく歌えて、温かい讃美歌があるのだと感動したのを覚えています。

私の家に来た猫たちを見ると本当に「愛されるために生まれた」を体現していると感じました。

すべての人が愛されるために生まれたと考えると、素晴らしいことだなと思います。

そして自分に自信が湧いてきます。

さみしい事、悲しい事があっても「自分は愛されている」と思うと、勇気や希望が湧いてきます。

「永遠の命を得る」ということはこのように生き生きと生きる事だと思います。

世界に目を向けてみて、未だ戦争状態にあるウクライナ、ロシア、シリアなどの人たちは「自分は愛されている」と思えているでしょうか。

愛されていない、自分は見放され、捨てられたと感じているかもしれません。

「私は愛されている」と思えるような状況を作るにはどうしたらいいか、またそういう世界とはどんな世界かを考えます。

私たちは人が人として、生き生きと生きられるような世界を作ることを神から求められています。

私たち家族は猫を引き取ることで、癒しや、救いを得ました。

このような関係が世界中で広まること、それにはまず身近な人たちとの良い関係でいる事が大切です。

互いに愛し合い、互いを大切にしなさいとイエスさまは言われます。

それを信じて、愛されていると感じることができるよう、また感じさせられるように努めて生活していこうと思います。

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