礼拝の話

2021/03/15 

3月11日(木)聖書 マタイによる福音書 7章7~8節 社会科 福田

みなさん車に乗る機会があると思いますが、運転手は何を思いながら運転していると思いますか。

答えは簡単、『安全運転』をと思いながら運転しています。

『安全運転』をするという思いをベースにして、一緒に乗っている人と会話を楽しんだり、好きな曲やラジオを聞いたりしながら運転をしています。

『安全運転』をするためには、信号を守るのはもちろんのこと、その他にも様々な事に注意しなければなりません。

スピード、周りの車との距離、歩行者や自転車の動き、道路標識、自分の体調などなど、沢山の事に注意しながら運転をします。

運転免許証を取得すると、1年間初心運転者期間制度というものが義務づけられます。

この1年間である程度、運転に慣れて、運転技術も上がり多少なりとも運転が楽しいと感じてきます。

私が記憶する中で、1番多く事故したのは、免許を取って1年半ほど経った時です。

原因は、運転が上手くなったという『自信』が『過信』になったことです。

人間は初心を忘れる生き物です。

毎日の生活に流され、自分の掲げた目標すら見失ってしまうことがあります。

頭で分かっていても、慣れてくるにつれて、『過信』『傲慢』『自惚れ』が出てくるので、定期的に初心に帰る必要があります。

『初心に帰る』からと言って、全てを捨て、一からスタートするのではなくて、これまで培ってきた自分の経験を第一に考え、気持ちを新たに、『今日一日をスタートしてみよう!』ということだと私は考えます。

この一年を振り返ってみて、今一度、当初の目標を思い出して、初心に帰ってみましょう。

アップル社の創始者スティーブン・ジョブズさんのスピーチでの言葉があります。

“私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしています。

『もし今日が最後の日だとしても、今日やろうとしていることをするだろうか』。

『違う』という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということ。”

自問自答の大切さに気付かされる言葉です。

失敗を恐れずに、自分の心に素直に生きて、色々な事にチャレンジする、来年度は、そんな年になるよう願っています。

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