礼拝の話

2024/04/19 

4月12日(金) 聖書 イザヤ書 43章1~5節 英語科 楢本

今年も毎朝チャペルで聖書を読み、礼拝をする学校生活が始まりました。

チャペルを通して私たちは聖書に書かれている神さまはどんな方なのか、を知ることができます。

神さまを知ることはわたしたち自身を知ることです、それも正しく知ることです。

それは「神さま」という本当に明るい、強い光に照らされたとき、私たちが自分自身の本当の姿を理解する事ができるということです。

今日の聖書の箇所で、神さまは私たちのことを「私の目にあなたは価高く、貴い」と言ってくださいました。

神さまの目には私たち一人ひとりがとても高価で貴いものだと言うのです。

もしあなたがとても高価な宝石を持っているとしたら、本当にていねいに取り扱うでしょう。

傷がついたり汚れたりしないように大切にするでしょう。

神さまは私たちをそんな存在だと言ってくださっているのです。

神さまとの出会いは、神さまが皆さん一人ひとりを大切な存在として、この清和に招いてくださったことから始まりました。

目に見える理由はそれぞれさまざまです。

でも、皆に共通しているのは「あなた方は大切な存在として選ばれ、神さまによってここに招かれたのだ」と言うことです。

生徒の皆さんも、先生たちも、です。

そのようにして出会ったこの時は本当に貴重な瞬間です。

『私たちは神さまの作品で、神さまの作品には失敗作はない』という言葉を聞いたことがあります。

わたしは毎年必ずチャペルで「大切なきみ」という絵本のお話をしています。

こんなお話です。

人形の国では人形たちが競争しあっていて、お互いに欠点を見つけては「ダメダメシール」を相手に貼り付けていました。

ダメダメシールだらけになった主人公のパンチネロは本当に落ち込んでいましたが、ある日自分たち全ての人形を作った彫刻家のエリに会いに行くことで目を開かれる、という物語です。

彫刻家は一つ一つの人形を愛情を込めて個性をもった存在に作りあげました。

彼にとって失敗作のダメな人形はひとつもありません。

主人公はこの彫刻家に出会うことで自分が大切に愛情を持って作られた存在であることに気づいたのです。

私たちは神さまの作品です。その中に失敗作は一つもありません。もう勝手な自己嫌悪に陥らなくていいのです。

この言葉を聞くために皆さんは清和に招かれました。

あなたたち一人ひとりが大切な神さまの作品であって、一人ひとり愛情を込めて大切な存在として創られています。

「大切なきみ」の主人公パンチネロのようにその神さまに出会った時、その神さまの目線を知ったとき私たちは自分の本当の姿を知ることができます。

私たちをこんなにも大切にしてくださる方がいるのですから、私たちも自分をもっと大好きになりましょう。

そして前向きに一歩を踏み出しましょう。

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