礼拝の話

2023/04/24 

4月18日(火) 聖書 ペトロの手紙Ⅰ 3章13節 音楽科 三浦

今朝の聖書の箇所「もし、善いことに熱心であるなら、だれがあなたがたに害を加えるでしょう」で考えたいことは、「善いこと」とはいったいどのようなことかということです。

それは、お互いに信じあい、大切にしあう、という前提での「善いこと」、そして「神さまの御心にそった善いこと」であること、ということです。

わたしたちは、それぞれの価値観を持っています。

違う家庭環境で生きてきた一人ひとりが、この場で出会い、一緒に過ごすということは、お互いに大切にしているものを大切にしあう必要があるということです。

わたしたち一人ひとりは違う人間ですから、すべてを理解し合うことはできません。

でも、共に生きることはできます。

「共に生きる」ということは、ただ単純にそばにいる、同じ場所にいる、ということだけではないでしょう。

「共に生きる」ということは、自分を大切にするように、相手のことも大切にするということだと思っています。

人間関係を築くのは、一生をかけてすることだと思っていますが、傷つく体験が多いと、なかなかその関係を作ろうとして行くことが億劫になるのも事実です。

わたし自身、もともと人間関係を作ることは得意ではありませんし、多くの傷つく体験もしてきましたが、1つだけ、人を信用する、ということは変わらずにあるように思います。

今朝の聖書の箇所の前後にはこうあります。

「悪をもって悪に、侮辱をもって侮辱に報いてはなりません。かえって祝福を祈りなさい。祝福を受け継ぐためにあなたがたは召されたのです。」

「あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。それも、穏やかに、敬意をもって、正しい良心で、弁明するようにしなさい」

そして「神の御心によるのであれば、善を行って苦しむ方が、悪を行って苦しむよりはよい」と。

わたしたちの1年は始まったばかりです。

いろいろな困難があるでしょう。

ぶつかり合い、傷つくこともあるでしょう。

でも、その時に忘れないでいたいことは「善いことに熱心であること」そして「共に生きる」ことだと思います。

今日1日の学校生活もていねいに過ごしたいと思います。

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