礼拝の話

2022/04/27 

4月26日(火) 聖書 ローマの信徒への手紙 12章14~15節 音楽科 三浦

4月24日の高知新聞は一面薄ピンクのすてきなカバーがされていました。

牧野富太郎博士の生誕160年を記念する特別ラッピングだったようです。

そこに牧野博士がのこした言葉がありました。

「植物に感謝しなさい。植物がなければ人間は生きられません。植物を愛すれば、世界中から争いがなくなるでしょう。」と。

ふと、ウクライナの国の花は何なのだろうかと思いました。

調べてみると、ウクライナの国花はひまわりだそうです。

よく見る黄色やオレンジのひまわりの花言葉は「未来をみつめて」。

世界が平和であるためには、戦争はしてはいけません。

そんなことは小さい子どもでもわかっていることです。

でも、その一歩は、やはり目の前にいる私と、あなた。

その関係をきちんと作ることがスタートだと思うのです。

嬉しいことは一緒に喜び、悲しいことはともに悲しみ、そして、自分のいけなかったところは素直にごめんなさい、悪かったと伝え、相手に直してもらいたいことはきちんと伝えて意思表示をすることが、私たちにはできるはずです。

伝え方を考えたり、相手にわかってもらうためにはこうしたらいいかなあと考えたりするのも、言葉を使うためです。

今朝の聖書の箇所には、「あなたがたを迫害する人のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」とあります。

そんなことをいっても、と思う現実は、私たちの周りにはたくさんあります。

でも、この聖書の箇所の続きには、このようにあります。

「愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。「復讐はわたしのすること、わたしが報復する」と主は言われる」と書いてあります。「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる」悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」。

神さまは、私たち一人ひとりに平和の計画をご用意してくださっています。

それを私たちがどう受け止めることができるか、いつ、平和の計画が実現されるのかは私たちにはわかりません。

多くを考えさせられる中で「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」生き方、そして「悪に負けることなく、善をもって悪に勝つ」という思いをもって過ごすことが、これからの現実を考えるためには必要なのだと思います。

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