礼拝の話

2022/07/04 

6月30日(木) 聖書 マタイによる福音書 5章13~14節 社会科 堀内

夏本番というこの季節になってくると北海道で過ごした夏のことをよく思い出します。

北海道の函館から北へ二時間、奥尻島へのフェリーが出ている場所、「せたな」というところで3週間ほど泊まりこんで農家生活体験をしたことがあります。

「学ぶべきは天然、為すべきは労働、読むべきは聖書」と内村鑑三というキリスト教伝道者が言いましたが、まさにその生活を自分なりに表現しているような人たちに出会いました。

そんな「せたな」や隣町の「今金」に住む人たちの親の、親の世代が開拓者なのですが、その開拓に大きく関わった人物で「荻野吟子」という人がいます。

彼女は、近代日本における最初の女医さんで、女性運動家としても知られています。

吟子さんの人生は壮絶なものがありますが、せたな港の公園にある荻野吟子像には愛唱聖句である「友のために命をすつる、これ以上の愛はなし」という聖書のことばがありました。

せたな町今金町の土台に、キリスト教信仰に燃えて入植した先人たちのあつい思いがあるということを荻野吟子さんのことを調べていけばいくほど伝わってきました。  

今日の聖書箇所には「あなたがたは地の塩です。世の光です。」とあります。

私の好きな聖書箇所ですが、慰めをうけるのは、あなたがたは努力して地の塩、世の光になりなさい、といっているのではなく、もうあなたがたはすでに地の塩、世の光です、と言ってくださっているところです。

立派なことができるわけではないですが、いつもイエスさまは私たちにどのようなお手本を教えてくれたかな、と思いながら今日の一日も置かれているところで感謝しつつ歩む、そのような者でありたいと思います。

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