礼拝の話

2021/07/08 

7月8日(木) 聖書 マタイによる福音書 22章37節~39節 高知聖書教会 柿谷信実伝道師

「はじめてのおつかい」という番組があります。

小さな子どもがおつかいをするのですがハラハラドキドキの連続です。

おつかいを頼まれる時、まず子どもたちはどこにいって何をするのかお家の人から話を聞きます。

お家の人は忘れないように何をどのくらいどこで買うのか、メモに書いて子どもに渡します。

おつかいは聞いただけで終わらず、それを実行に移さなければなりません。

おつかいを頼まれた子どもは、お家の人に励まされ、前を向いて歩き始めます。

やがて家が見えなくなり、お家の人が見えなくなると、だんだんと不安が膨らみ、この道でよかったのか心配になります。

何をどれくらい頼まれていたのか何度も繰り返しメモを見ます。

心細くなって引き返したくもなります。

でも、頼まれたおつかいを果たすために進み続けます。

ちょっと失敗したりもしながら、頼まれたものを買って家に帰ります。

おつかいは無事に家に帰るまでがおつかいです。

考えてみると、私たちの生涯は神さまが私たちを地上におつかいにやっているようなものです。

神さまから頼まれたおつかいは、この地が愛でいっぱいになることです。

おつかいのメモは聖書です。

聖書を要約してみると、その内容は「神を愛し、人を愛しなさい」ということです。

やがて人生を終える時、私たちは神さまの御許に帰ります。

おつかいを終えて帰る子どものようにです。

天の父なる神さまは私たちがまた天に帰るまで、どんなに心配でも、自分で決めて行動するようにと、自由を与え、見守ってくれています。

親が子どもを信じて帰りを待つように、ハラハラドキドキしながら私たちを見ていることでしょう。

地上でのおつかいミッションを成功させるカギは3つです。

①聴く:聖書に聴き、与えられたミッションを理解する。

②やってみる:面倒くさくても、不安でも、勇気を出して理解したことを自分なりにやってみる。

③家に帰る:地上の生涯を終え、神さまの御許に帰る。

時には泣きそうになりながらも、時にはやめてしまいたくなりながらも、「神と人とを愛する」というおつかいミッションを最後まで挑戦し続けていきたいと思います。

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